自己愛性や人格障害の人との付き合い方は、どんな府にしたらいいのか困ってしまうこともあります。自分ではいいと思っていたことが、なぜか自己愛性や人格障害の人の逆鱗に触れてしまったり、どうしていいのか分からなくなることも。自己愛性や人格障害の人との付き合い方はどうしたらいいのか、ターゲットにされるとどんな風になるのか、トラブルを防ぐためにはどうしたらいいのかなど、気になることに迫ります。
目次
自己愛性や人格障害の人との付き合い方
さっそく、自己愛性や人格障害の人との付き合い方をお伝えします。何となくわかっていたつもりでも、自己愛性や人格障害の人との付き合い方が分からなくなると、どんなことをしても空回りしてしまう気がします。どのように付き合っていけばいいのかを知って、少しでも負担を軽くしていきましょう。
予期しない出来事に直面させない
まずは予期しない出来事に直面させないことが大切です。予期しない出来事に直面させてしまうと、自己愛性や人格障害の人は柔軟に対応することが難しいのです。予期しないことが起きると、
- こんなことを起こした人は誰だ
- どうしてこんなに自分が嫌な目に合わないといけないんだ
などと、自分が悲劇のヒロインになってしまう傾向が強いです。そのため、悲劇を自分に振りかけた人間を悪者扱いしはじめます。これが、トラブルの原因になります。自分の思い通りにならないと自己愛性や人格障害の人は、パニックになって責任や原因を誰かに押し付ける傾向があります。
トラブルを未然に防ぐためには、予期しない出来事に直面させないように、1人で何かを任せたり、ライバル視している人と同じ部署にしないなど、工夫することが大切です。
相手のミスを責める
自己愛性や人格障害の人に何かを任せたとして、人間ですからミスが発生することもあります。その時に「どうしてこんなことになったんだ」と相手のミスを責めないようにしましょう。自己愛性や人格障害の人は、とにかく自分が悲劇のヒロインになりやすいので、ミスを責められると人格を否定されたような気分になってしまうんです。
こうなるととっても厄介。「自分を否定した奴をどうにかしてやる」と思って、仕返しを考えてきます。嫌がらせを受けたり、勝手にライバル視される原因にもなりますので、ミスを責めることはしないで、「一緒に乗り越えていこう」というスタンスを見せるようにしましょう。
加害者扱いしない
先ほどからお伝えしているように、自己愛性や人格障害の人は、自分が被害を受けていると思っている気持ちが強いです。ですので、加害者扱いをしてしまうと「どうして自分が加害者扱いをされているのか」が分からず、パニックになってしまうんです。そうなるとターゲットを決めて嫌がらせをしたり、危害を加えてくる人もいます。
こうなってしまうと自己愛性や人格障害の人は、ターゲットにした人をとにかく叩きまくるので、精神的に参ってしまうことも多いです。そう簡単には抜け出せない状態になってしまうので、加害者扱いは絶対にしないようにしましょう。もし原因があるとしても、先ほどお伝えしたように「一緒に考えるスタンス」でもっていくようにしましょう。
共感を無理矢理求めない
共感を無理矢理求めるのも、自己愛性や人格障害の人には逆効果。自己愛性や人格障害の人と意見が合う時ならいいですが、会う時ばかりではありませんよね?もし意見が割れてしまったときは、「どうして同じ気持ちになってくれないんだ」と思われてしまいます。
自己愛性や人格障害の人は、いかに自分のことを理解してくれるのかという部分を重要視しています。ですので、理解してくれないと判断した段階で、付き合い方をがらっと変えてきます。陰で悪口を言っている場合もあるので、共感を無理矢理求めないように気を付けることも大切ですよ。
相手の意見をまずは聞いてみる
自己愛性や人格障害の人は、まずは自分を認めてほしいと思っているケースが多いので、相手の意見を聞いてみるようにしましょう。相手の意見を先に聴いてあげることで、多くのメリットがあります。
- 相手の考えが分かる
- 否定してはいけない部分が見えてくる
- 共感することを分析できる
- 共感する姿勢を見せることができる
このように、あなたが自己愛性や人格障害の人にターゲットにされない要素も含まれています。
ターゲットに精神的にも参ってしまいますが、味方につけると物事が円滑に回ることが多いので、まずは話を聞いてあげるようにしましょう。
自己愛性や人格障害の人の地雷を踏んでしまったら?
自己愛性や人格障害の人との付き合い方に気を付けていても、油断して地雷を踏んでしまう危険もあります。「やばい!地雷を踏んじゃった」と思ったときに、どんなことができるのか、対処法をお伝えします。
まずは相手の言いたいことを言わせる
自己愛性や人格障害の人は火がついてしまったらもう最後。あなたに暴言を言ってくる人もいます。これを止めようとすると、自分の思い通りにならないことにさらに怒って、なおさら収拾のつかないことになります。ですので、ちょっと辛いですが、まずは相手の言いたいことを言わせるようにしましょう。
言いたいことを言い終わると、自己愛性や人格障害の人はすっきりしてそのあとを過ごします。しかも、その時自分が何を言ったのかを覚えていないことも多く、あなたが傷ついていることにも気が付かないことが多いです。
すべてを真に受けない
自己愛性や人格障害の人が言っていることをすべて真に受けてしまうと、あなたの精神状態が崩れてしまいます。
- どうしてあいつにあんなこと言われないといけないんだ
- そんな風に思っていたのか
- ふざけるな!
といったように、あなたにも負の感情が巡ってしまいます。負の感情は相手にも伝わりやすく、態度にも出やすいです。自己愛性や人格障害の人は、自分のしたことは気が付いていないことが多いですが、相手の行動には敏感です。つまり、あなたを傷つけたことよりも、今自分がされていることの方が重要視されてしまうのです。
ですので、自己愛性や人格障害の人が言ってきたことを真に受けて、あなたが崩れないようにすることを意識しましょう。それだけで大きく違ってきます。
そばにいて励ましてあげる
地雷を踏んで落ち込んでいるタイプの場合は、すぐに解決できる場合もあります。どう見ても、自己愛性や人格障害の人が落ち込んでいたら、そばにいて励ましてあげるようにしましょう。そばにいて励ましてあげることで「この人は自分の味方をしてくれているんだ」と思ってもらえます。
自己愛性や人格障害の人は、自分の味方になってくれる人にはついていく傾向があります。1人になることが怖いからなんでしょうね。ですので、地雷を踏んだと思ったあと、あなたに攻撃をしてくることなく落ち込んでいるだけの場合は、そばにいて励ましてあげるようにしましょう。
自己愛性や人格障害の人にターゲットにされるとどうなる?
最後に自己愛性や人格障害の人にターゲットにされると、どのようなことが起こるのか気になりませんか?もとより、ターゲットにされたときの対処法を知りたいという人もいるかと思います。自己愛性や人格障害の人にターゲットにされた時にそうなるのか、そしてどうしたらいいのか、詳しく解説していきます。
勝手にライバル視されることもある
「こいつは自分の邪魔だ」と思われると、勝手にライバル視されることもあります。あなたがライバルではないと思っていても、自己愛性や人格障害の人があなたのライバル視してしまうと、あなたがつぶれるまで意地悪をしてくることもあります。万が一ライバル視されてしまったら、
- とにかく相手にしない
- 張り合っても無駄なことを結果で示す
これしかありません。直接話してどうにかしようとすると、余計に問題がこじれてしまいます。とにかく相手にしないことで、自己愛性や人格障害の人は次のターゲットを見つけにかかります。構ってしまうとだめなので、構わないことが重要なポイントになります。
喧嘩を売られることもある
こちらから話しかけたり接点を持とうと思わなくても、相手から喧嘩を売られることもあります。その場合、喧嘩で相手をどうにかできるのであれば喧嘩を受けてもいいですが、相手が納得できないことが想像できる場合は、喧嘩は避けるようにしましょう。喧嘩をしても生まれるのは亀裂だけです。
相手が喧嘩を売ってきても、あなたが冷静にかわすことで、「この人に喧嘩を売っても意味がないんだ」と思うようになります。そうすると、あなたをターゲットにはしなくなります。自己愛性や人格障害の人は、自分を構ってくれるひとをターゲットにするケースもあります。
無視されたりすることも!
喧嘩を売るまでの勇気がない人の場合、無視されることもあります。無視してあなたのことを痛めつけている認識でいます。もしあなたが自己愛性や人格障害の人に無視されても何てことない!と思ったら、そのままスルーしましょう。スルーすることで、自己愛性や人格障害の人は、「自分が無視していることは無駄なのかも」と思って、急にあなたに媚を売ってくることも。
無視することで、あなたよりも立場が上に見せる場合もあります。無視されると仕事が円滑に進まないことも。そのときは、あなた1人にならないようにしましょう。自己愛性や人格障害の人が嘘をつくときは、周りの人がいないところでするケースがあります。ですので、自分に自信がない人と2人きりにならないようにしてみましょう。
自己愛性や人格障害の人との付き合い方は慎重に
自己愛性や人格障害の人は、付き合い方を間違えるととっても面倒なことになります。付き合い方は慎重にしつつ、もし地雷を踏んでしまったときは、ここで紹介した方法をぜひ使って、トラブルに巻き込まれないようにしていきましょう。